【追加ソフトなし】デスクトップのアイコン配置を保存・復元する(Windows)

11/27/2022

Windows コマンドプロンプト

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Caution この記事にはレジストリ操作等、危険を伴う作業が存在します。試す場合は手順をよく確認し、自己責任でお願いします。

Windowsを使っていて、モニターの設定を変更した際やアイコンを選択していることに気が付かずにマウスを動かしたりして、デスクトップのアイコン配置が勝手に変わってしまうことがありました。

その対処としてあらかじめアイコン配置を記憶しておき、好きな時に復元できるようにしたので、備忘録として記事にしたいと思います。

追記

この一連の操作を自動化するバッチファイルを作成しました。興味のある方は以下の記事をご覧ください。

記事はこちら: デスクトップのアイコン配置を保存・復元するバッチファイル

デスクトップのアイコン配置について

そもそもデスクトップのアイコン配置はどこに記録されているのか気になったので調べてみると、レジストリの以下の部分に保存されているようです。

HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Shell\Bags

アイコン配置の保存・復元をするのは意外と簡単で、ここにあるレジストリをコマンドから保存・復元するだけです。

レジストリの操作は基本的にレジストリエディターを使いますが、コマンドプロンプトからはregコマンドが使えるので、最終的にバッチファイルすることを考えてコマンドを使って操作したいと思います。

regコマンドの今回使う構文は以下です。

reg {save | restore} {レジストリ名} {ファイル名}
Note regコマンドの実行には管理者権限が必要です。

ためしに保存してみます。今回はWindowsのTempフォルダに保存していますが、ご使用の環境にあわせて好きな場所に保存してください。

reg save HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Shell\Bags "%windir%\Temp\DesktopLayout.reg"

この操作を正しく終了しました。と表示されたら成功です。

次にデスクトップの配置をすこし動かしてみます。万が一復元できなったとしても直せるくらいの無秩序さにしてください。動かす前にスクリーンショットを取っておくと尚良いでしょう

それでは復元していきます。
ここですぐにreg restoreを実行したくなってしまいますが、エクスプローラーが動いている状態で実行しても、すぐにデスクトップの配置を動かした後の状態に戻されてしまうため、一度エクスプローラーを終了させます。

Warning下記のコマンドを実行する前に、この記事が表に表示された状態にし、実行後は絶対にコマンドプロンプトを終了しないでください。また、エクスプローラーが終了するため、ファイルの移動等、別の作業を行っていない場合に実行してください。
taskkill /F /IM explorer.exe

現在、タスクバー等の表示も消え、デスクトップ画面も単色になっているはずです。 レジストリを復元します。 先ほど入力したコマンドのsaveをrestoreに変更するだけです。

reg restore HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Shell\Bags "%windir%\Temp\DesktopLayout.reg"

この操作を正しく終了しました。と表示されたら成功です。

レジストリを復元したので、エクスプローラーを再起動します。

start explorer.exe 

この操作でタスクバー等の表示も復活し、デスクトップのアイコン配置も元に戻っているはずです。

まとめ

レジストリを操作することにより、デスクトップのアイコン位置の保存・復元ができるようになりました。バッチファイルを作成することにより、この操作の自動化もできるので、後日作成して追記したいと思います。

追記: デスクトップのアイコン配置を保存・復元するバッチファイル